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主なタイプ別「周期調節方」

基礎体温表にあらわれた主なタイプ別「周期調節法」。

周期調節法の実践には、女性の体調やリズムをあらわす基礎体温表が重要な指標となります。では、実際にどんな治療を行うのか、どんな漢方薬を使うのか、問題のある基礎体温表別に見ていきましょう。

低温期から高温期への移行がゆるやかなタイプ

t1

気と血のめぐりを改善して障害を取り除いていきます

このタイプは、排卵障害が疑われます。障害の原因によっても対処法が異なりますが、いずれにせよ、「腎」の機能を高めると同時に、気と血のめぐりを改善する「補腎活血促排卵(ほじんかっけつそくはいらん)」という方法が一般的でしょう。

高温期が不安定で短いタイプ

t2

腎の機能を高めて、月経のリズムを整えます

いちばん可能性が高いのが、黄体機能不全の状態です。生殖の源である腎の機能を高めて、受精卵が着床しやすいあたたかな子宮環境をつくる「温補腎陽(おんぽじんよう)」や、妊娠に欠かせない気血を補う「益気養血(えっきようけつ)」で対処します。また低温期にも、卵胞の発育を助ける漢方薬を用います。

基礎体温が全体的に高いタイプ

t3

うるおいを与えて、体内の余分な熱を排出します

体の陰陽のバランスが悪くなっています。排卵誘発剤などのホルモン治療を長期間つづけた人に多いパターンです。子宮に熱がこもり、受精卵が着床しにくくなるおそれがあります。体に必要なうるおいを与えることで、余分な熱を取り除く「滋陰降火(じいんこうか)」という方法をとります。

基礎体温低く、低温期が35度台のタイプ

t4

体温を正常に保つ「気」と「血」を補います

中医学では「宮寒不妊(きゅうかんふにん)」の状態と考えます。子宮が冷えきっていて、これでは受精卵はなかなか着床できません。ほうっておくと体をあたためる原動力、腎陽の働きも低下するので、漢方薬で体をあたためる対策を立てます。日ごろから冷たい飲食物は極力避けましょう。

>> 周期調節法Q&A

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