高知県日中友好健康協会主催

            薬草観察ウオーク 

                 令和7年 6月7日(土) 午後1:30~3:30

                        行き先 高知城周辺

6月7日(土)に高知県日中友好健康協会の主催する「薬草観察ウォーク」がありました。
梅雨入り前の曇り空でしたが、過ごしやすい気温で楽しい観察ウォークになりました。
今回は25人の方にご参加いただきました。
 



講師は、元高知学園短期大学教授で、農学博士の
寺峰 孜(てらみね つとむ)先生にお願いし、
薬草を中心に色々な植物について説
明をしていただきました。

 

参加者のみなさんは、先生に質問をしたり、草花の写真を撮ったり、
持参された植物図鑑と照らし合わせたりされていました。
当日の様子を写真で紹介します。

   

先生の説明に、熱心に耳を傾けている参加者の皆さんです。

〈 ご説明いただいた薬草の一部を紹介させていただきます。〉


<ナンテン>

晩秋から初冬にかけて赤い実をつけ、いつまでも
赤い実が落ちないため、庭園に植えられる人気の
植物です。
果実は鎮咳(ちんがい)作用があるとされ民間薬
としてよく用いられているそうです。

 


<ドクダミ>生薬名:ジュウヤク

毒おろしのお茶としても有名ですが、
先生のお父さんは、ドクダミの葉をホイルに包み、
あぶって鼻の中に入れて蓄膿に使ったり
されていたそうです。

 

 



<ジャノヒゲ>
生薬名:バクモンドウ

咳止めとして、また粘膜を潤す効果もあるそうです。

 

 

 



<ユキノシタ>

しもやけ や かぶれ に使ったり、
耳だれにもいいそうです


 

 



<サクラ>

抗菌作用があり江戸時代から、毒消し効果を利用して
おもちを包んだりしています


 

 

<クズ>生薬名:カッコン

『葛根湯』の構成生薬の一つです。
最近は中国では、黄砂が舞い上がるのを防ぐ
対策として植えられているそうです。

 

 

<タンポポ>

根に解毒作用や抗炎症作用があるそうです
花の下側の がく が下向きなっていたら
セイヨウタンポポ、がく が上向きになって
いたら日本古来からのタンポポだそうです。

 

 

 

先生が好きな植物の1つに「風蘭ふうらん」があります。
木に寄生して生え、香りの良い花を咲かせる
珍しい植物です。

似た植物に「ノキシノブ」というシダの仲間があります。

 

 

 

次回も、是非多くの方に参加していただきたいです。

来年も5月~6月を予定しています。日程がわかり次第、ホームページでもご案内致します。

どうぞ楽しみにしていて下さい!(⌒∇⌒)