高知県日中友好健康協会主催
薬草観察ウオーク
平成29年5月20日(土) 午後1:30~3:30
行き先 牧野植物園
5/20(土)に高知県日中友好健康協会の主催する「薬草観察ウオーク」がありました。良い天気に恵まれ、暑いぐらいのなか、22名の方にご参加いただきました。
講師に、元高知学園短期大学教授で、農学博士の寺峰 孜(てらみね つとむ)先生をお招きし、薬草や色々な植物のお話をしていただきました。
参加者の皆様は、熱心に先生に質問をされたり、植物の写真をいろいろな角度で撮られていました。
当日の様子の一部を写真でご紹介します。
先生の説明に、熱心に耳を傾けている参加者の皆さん(●^o^●)/
トサノアオイ(ウマノスズクサ科)
サイシンの仲間で、高知固有種です
サカワサイシン(ウマノスズクサ科)
これらの仲間のウスバサイシンは細辛という生薬名で解熱や咳止めの効果があり、漢方薬の小青竜湯の構成生薬でもあります。
バイカオウレン(キンポウゲ科)⇒牧野植物園のロゴマークでもあります
生薬の黄連は苦みが強い苦味健胃薬などとして使われます。同じ苦味健胃薬のセンブリのお話もされました。
ドクダミ(ドクダミ科)
生薬名 十薬(じゅうやく)で煎じてのんで毒おろしや生の葉を水洗いし、紙に包んで火にあぶり、やわらかくなった物をおできや腫れ物に貼ったり、ヨモギと一緒に煎じて、その汁を入浴剤に使ったり、寺峰先生は天ぷらにして食べたりもするそうです。
イノコヅチ(ヒユ科)
生薬名 牛膝(ごしつ)
茎の所が牛の膝のようにふくらんでくるのでこの名がつけられた。通経作用もあり婦人薬にも入っている。
最後に温室の植物の説明を受け解散となりました。
次回も、是非多くの方に参加してもらいたいと思います。
来年も5月頃を予定していますが、日程がわかり次第、このホームページでもご案内致します。
楽しみにしていて下さいね!