日中はまだまだ暑いですが、朝晩は肌寒くなってきました。
こんな季節は、寒さや冷えで関節の痛みに悩まされる人も多いのではないでしょうか?
原因は様々です。
  加齢による関節の働きを支えている軟骨や筋肉の衰え
  冷えや運動不足などで血液の循環が悪くなる(瘀血) など
「関節痛」対策は、
  痛みを抑え込むだけでなく「痛みを発症しにくい体質」に整える事が大切です。
おすすめの漢方薬を飲むと、回復が早いですが、今回は
「関節痛」の予防と対処法食養生暮らしの養生からご案内します。

関節痛を予防する・・・かん」「じん」のケアで足腰を元気に!

   元気な足腰のカギとなる「腎精(生命エネルギーの源)」「肝血(筋に栄養を送る)」
   食事の栄養から生み出されます。

<気になる症状>
   足腰がだるく力が入らない、歩きにくい、関節がスムーズに動かない、関節の変形、
   慢性化した痛みやしびれ、夜間頻尿、めまい、耳鳴り、目の疲れ、物忘れ、脱毛、
   白髪、舌の色が淡いなど。

<食の養生>
   身体を温め、腎を養う食材で老化防止を!

      黒豆、松の実、くるみ、ごま、大豆製品、山芋、にら、杜仲茶など。

      


関節痛が起こったら
瘀血おけつ(血行不良)」を改善する
  寒さや湿気は気血の流れを悪くし、「瘀血(血行不良)」を招きやすくします。
  そうすると、関節痛を発症しやすく、痛みの症状も強く現れます。
“身体の中から冷え予防”を習慣にしましょう。

<気になる症状>
   しびれ、膝や腰の強い痛み、いつも同じところが痛む、冷えると痛みが悪化する、
   夜間の痛みが強い、関節の動きが悪い、関節痛が長期化している、顔色の黒ずみ、舌苔が暗いなど。

<食の養生>
  温性・辛味の食材で、身体を温め血行を促しましょう。
   サフラン、よもぎ、シナモン、らっきょう、玉ねぎなど。

       

②「冷え」を招く邪気じゃきを発散!
  邪気
は身体に不調をもたらす自然の要因です。
・  
風邪・暑邪・寒邪・燥邪・湿邪・火邪の六邪があります。
  これらの邪気が侵入すると身体が冷えて「瘀血」を招き、関節痛を発症したり、
  痛みの症状が悪化したりします。早めに邪気を発散して長期化させないことが大切!
  また、免疫力が落ちると邪気の侵入を受けやすくなるため、日頃から疲れを溜めず、
  栄養をしっかり取って、体力を保ちましょう。

<気になる症状>
   初期の痛みやしびれ、(膝痛・腰痛・神経痛・筋肉痛など)
   朝の関節のこわばり、温めると痛みが緩和する、疲労倦怠感、舌苔が白いなど。

<食の養生>
  
邪気を発散させ、身体を温める!湿を取り除く!
   葛、シナモン、山椒の実、しょうが、ねぎ、うど、はと麦など。

        

 暮らしの養生 

🌟 十分な栄養と睡眠を心がけ、邪気を寄せ付けない強い体質に!
🌟 冷えは痛みの大敵。
  日頃の飲食は温かいものを心がけましょう。
🌟毎日の入浴習慣で、身体を芯から温め、血行を良くしましょう。
🌟 同じ姿勢を長時間続けないように!
  膝や腰に負担がかかります。
🌟 ストレッチで関節を柔軟に保ち、筋肉を強化しましょう。

あなたに合った漢方薬はご来店いただければ、症状・体質をお聞きしてお選びさせて
いただきます。

~太極拳教室のご案内~

太極拳教室毎週金曜日に 午後6時から開催中(祝日と雨天の日は休講)。
  場所は、かめや薬局駐車場
  途中参加OK。
  参加費無料ですので是非お誘い合わせの上お越し下さい。
詳しくは、太極拳教室」をご覧ください。
※今年はコロナ感染予防対策としてマスク着用でのご参加をお願いしております。