最近では、コロナウイルス感染を避けるため、リモートワーク、食品はネット注文、ウォーキングはお休みなど、
外出を控える生活になっていると思います。
こういった生活が続くと「血管力」も弱ってくると思います。

「血管」も老化が進むことをご存じですか?
いつまでも健康でいきいきと過ごすためにも、積極的なケアで「血管力」を高めましょう。

健康な血管は、しなやかで弾力があり、内壁もなめらか。
血液もサラサラで、滞りなく流れます。
このように、若々しく健やかな血管で、血液をスムーズに巡らせる力を「血管力」といいます。

血や血管の状態は、自分の生活習慣を映す鏡のようなもの。
いつまでも元気で長生きするためにも、日頃の食事やライフスタイルを見直して、
「血管力」を高める生活を心掛けましょう。

漢方薬を服用することで「血管力」を高めることも出来ますが、
ここでは「血管力」をアップする~タイプ別 食の養生~をご案内します。

痛みやしびれがあるドロドロ血タイプ

   脂っこい料理、糖分の摂り過ぎ、過度な飲酒、喫煙、運動不足、ストレス過多といった生活を
・   続けていると、体内に「湿 ( 余分な水分や汚れ ) 」が溜まりやすくなります。
   すると「血」も汚れでドロドロになります。

   このタイプは血管の弾力が失われて硬くなっていることも・・・。
   積極的に生活習慣を見直しましょう。

<気になる症状>
   痛みが多い ( 頭痛、胸痛、胃痛、腹痛、生理痛、関節痛、腰痛など )
   しびれ、しこり、足がつりやすい、めまい、健忘、顔色が黒ずむ、シミが多い、
   舌の色が暗く、瘀斑があるなど。

<食の養生>血と血管の質を整え、流れをスムーズに!

  黒豆、黒きくらげ、なす、小豆、玉ねぎ、にんにく、ねぎ、らっきょう、うこん、
   わかめ、ひじき、サンザシ、酢、いわし、さば、納豆など

      


虚弱体質の気・血不足タイプ

   「気 (エネルギー) 」は血の流れをサポートし、また身体を温めることで血流をスムーズに保っています。
・   「血」は身体や血管に栄養を与えます。
   胃腸の働きを整えて、「気」「血」の源となる栄養を十分摂りましょう。

<気になる症状>
   息切れ、疲労感、倦怠感、かぜを引きやすい、汗が出やすい、動悸、めまい、不眠、不安、
   体温調節が上手くできない、食欲不振、排便不調 ( 軟便、便秘など )
   顔の血色が悪い、舌の肥大など。

<食の養生>不足しがちな気と血を養いましょう。

   大豆製品、いんげん豆、山芋、じゃがいも、かぼちゃ、くこの実、ナツメ、豚肉、鶏肉、
   鮭、うなぎ、太刀魚など。

           


女性は注意!冷えタイプ

   「血」は冷えると凝固しやすく温めると流れるという性質があります。
   冬の寒さ、冷房、冷たいものの摂り過ぎなどで血行障害を起こしてしまいます。
   温かい飲食、冷えない服装、毎日の入浴 ( 40度までで10~15分 ) などを心がけ、
   身体を温める習慣を身につけましょう。

<気になる症状>
   冷え症、冷えると痛みやしびれが起こる、冷房が苦手、顔色が白っぽい、舌の色が淡く暗いなど。

<食の養生>身体を温めて血行を良くしましょう。

   紅花、よもぎ、らっきょう、八角、山椒の実、ねぎ、生姜、にら、羊肉、少量の日本酒など

 

    

 

 暮らしの養生 

   運 動   ウォーキング、ラジオ体操、太極拳などの有酸素運動を中心に!
・            体内の「気」を巡らせ、血流を良くします。

   食 事   脂っこい料理、粉もの、アルコールは控えめに!
            野菜たっぷりのバランスの良い温かい食事を!

   入 浴   湯温は40度まで、入浴時間は10~15分を目安に!ぬるめのお湯での半身浴もおすすめ。
            熱すぎる温度での長風呂は控えましょう。

   排 便   納豆や食物繊維の多い食材を積極的に摂り、毎日のスムーズな排便を!
            腸を健やかに保ち、「気」「血」の源となる栄養をしっかり吸収できる身体をつくりましょう。

   睡 眠   質の良い睡眠で、日々の疲れをしっかり取ることも大切です。

      ストレス対策     趣味やおしゃべりを楽しんで、ストレスを溜めない工夫を!

あなたに合った漢方薬はご来店いただければ、症状・体質をお聞きしてお選びさせて
いただきます。