季節の変わり目にあたるこの時期は、気温の変化も大きく、体調を崩しやすい時期。
急な気温の変化で皮膚のトラブルも多くなるので、日頃から体調を整え、皮膚を健やかに保つよう心がけましょう。
皮膚は「肺」との関わりが深いため、皮膚の状態が悪くなると、かぜを引きやすくなることも・・・。
日頃の養生で体質をしっかり改善し、身体の中から健康な皮膚をつくりましょう。
皮膚のトラブルは
・「外因」・・・気候の変化・アレルゲン等 と
・「内因」・・・身体の不調・体質 等
の 2つの原因によって現れるもの。と中医学では考えますのでそれぞれの漢方薬を
飲みながら食養生をすると更に良い方向にむかいます。
養生のポイントは
・皮膚との関わりの深い「肺」の働きを良くすること
・潤いや栄養を届ける「血」を充実させること
・・・・・・・などが健康な皮膚づくりにつながります。
タイプ別・皮膚トラブルにおすすめの食材をご案内します。
◎風(ふう)タイプーーー乾燥やかゆみ、症状に変化が多い、上半身に症状が出やすい。
風邪を追い払う香りのよい食材
菊花・ミント・しそ・三つ葉・香菜など
◎熱(ねつ)タイプーーーほてり、赤み、痛みを伴うかゆみ、化膿しやすい、口が渇く
便秘気味、尿の色が濃い。
体内の熱を冷ます涼性の食材
たんぽぽ茶、ごぼう、苦瓜、レタス、すいか、豆腐、緑茶など
◎湿(しつ)タイプーーージュクジュクした症状、下半身に症状が出やすい、慢性化しやすい、
軟便、胃腸虚弱、口のネバつき、舌の苔が厚い。
利水作用のある食材で体内の湿を取り除く
はと麦、どくだみ、もやし、冬瓜、小豆、緑豆など
◎燥(そう)タイプーーー乾燥、強いかゆみ、口や鼻の乾燥、空咳、便秘気味
体に潤いを与え、乾燥を和らげる食材
はちみつ、ほうれん草、白きくらげ、れんこん、大根、いちじく、梨、リンゴ、バナナなど
あなたに合った漢方薬はご来店いただければ、症状・体質をお聞きしてお選びさせていただきます。