南国高知では初夏の気配を感じるようになって来ました。
薄着に向けて「ちょっと痩せたい」と感じる人も多いのでは?とはいえ、無理なダイエットで体調不良や膚荒れなどを招いては何にもなりません。
体質を健やかに整える、タイプに合った漢方を服用すると効率アップ!身体の中から〝きれいに痩せる″をめざしましょう。
ダイエットのために過剰な食事制限などをすると、体力も落ち、貧血や月経異常、骨粗しょう症、膚荒れ、抜け毛といったさまざまな不調を招いてしまうので注意が必要です。無理をせず、健康的に体重を落とすよう心がけましょう。
タイプに合わせた食材を取り入れると効果も出やすいと思います。
<痰湿タイプ>「洋ナシ型肥満」に多い。胃腸の働きが弱い。
主に皮下脂肪型肥満、痰が多い、むくみ、頭重等のタイプには
利尿作用、通便作用のある食材を積極的に。
冬瓜、苦瓜、もやし、春雨、はと麦、大根、こんにゃく、ところてん、海藻類など
<瘀血タイプ>「リンゴ型肥満」に多い。ドロドロ血で血行が悪い。
主に内臓脂肪型肥満、顔色が暗い、しみが多い、痛み(頭痛、生理痛、関節痛)などの症状がある。
舌の色が暗く瘀点、瘀斑がある等のタイプには
血液サラサラ食材で血流を良く。
たまねぎ、ピーマン、なす、もずく、ひじき、酢、そば、ひまわりの種など
<虚弱タイプ>「エネルギー不足」で代謝が落ちやすい。食べないのに太りがち。
太り気味、痩せにくい、疲労感、息切れ、汗が多い、かぜをひきやすく治りにくい、食欲不振、軟便、下痢、眠くなりやすい、冷え症、腰痛、舌の色が淡く苔が白い等のタイプには
脾胃を養い、消化吸収の働きをアップ。
きのこ、山芋、くるみ、ごま、松の実、クコの実、ナツメ、りんご、キャベツ、米、かぼちゃの種など
中医学では、白米などの炭水化物は脾胃を養う大切な食材と考えています。
脾胃を元気に保つことは、体内の気を充実させて代謝をアップし、肥満の要因となる痰湿の予防にもつながるダイエットの要!近頃では「炭水化物抜きダイエット」などが話題になっていますが、痩せるために「○○を食べない」ではなく、きちんと「食べる」ことを大切にして、ふとりにくい健やかな体質をつくりましょう。
あなたに合った漢方薬はご来店いただければ、症状・体質をお聞きしてお選びさせていただきます。