春は環境の変化などからココロが不安定になりやすい季節です。
この時期はストレスによるダメージで体調を崩すことも多いので、心身のバランスを整え、ストレスに強い、健やかな身体をつくりましょう。
身体の中でストレスと深く関わっているのは五臓の「肝」と「脾胃(消化器系)」。
「肝」は体内の「気(エネルギー)」の流れをスムーズに保ち、ストレスをコントロールする働きがあります。
「脾胃」は消化吸収する食事の栄養から心と身体の“元気の源”となる「気」を生み出します。これらの「肝」「脾胃」「気」は漢方を飲むことで調整することができます。が、日頃の食養生も大切になって来ます。タイプに合わせてご案内致します。
・・・肝・・・
<血虚タイプ>不安・不眠になりやすい
不安・不眠・判断力が鈍い・精神力が弱い・めまい・動機・健忘・脱毛・白髪・皮膚の乾燥・月経不順・便秘気味・舌の色が淡い等
「血」を養う黒い食材を積極的に
ナツメ・クコの実・人参・ほうれん草・小松菜・黒ごま・黒砂糖・レバー・鶏肉・卵・鮭・ひじきなど
<気滞タイプ>イライラ・憂うつ
イライラ・憂うつ・怒りっぽい・情緒不安定・胸が重い・胃もたれ・胃痛・便秘・下痢・月経不順・PMS(月経前症候群)等
香りの良いお茶や苦みのある食材を
陳皮(チンピ)・ジャスミン・カモミール・菊花茶・ミント・春菊・クレソン・ウコンなど
・・・脾胃・・・
<気虚タイプ>元気が足りない
気力がない・疲れやすい・元気がない・ストレスに弱い・息切れ・食欲不振・冷え症・朝が起きにくい・朝からだるい・声が弱い・舌の色が淡く肥大気味
胃腸を元気にして「気」を養う食材を
豆腐・大豆製品・米・小麦・じゃがいも・山芋・くるみ・かぼちゃ・栗・豚肉など
早寝・早起き、適度な運動、カフェイン含有のコーヒーやお茶は午後は控えめに。等、生活養生も心掛けるとちがってくると思います。
あなたに合った漢方薬はご来店いただければ、症状・体質をお聞きしてお選びさせていただきます。