今年のお正月は「春?」と勘違いする位、温かくおだやかでしたね。
でも、1月は気温が下がったと思ったら逆に急に気温が上がったり・・・と、体がびっくりしていると思います。
こんな時に暖房の効いた部屋に入ると急に顔が熱くなってしまう人も多いと思います。
更に、くつ下をはいて寝ないと足が冷たくて寝られない!なんて人も・・・。
こんな「冷えのぼせ」の症状は、漢方を飲んだり、食材や調理法を変えることで
体質が変わってくるものです。
手足は冷たいのに、顔は火照って熱い。そんな「冷えのぼせ」の症状に悩む人が
増えていると思います。放っておくとさまざまな不調につながるので積極的に体質を
整えて、不快な症状を改善しましょう。
「冷えのぼせ」自体は病気ではありませんが、放っておくと不眠、イライラ、肩こり、
めまい、頭痛など様々な不調につながる心配も。
日頃のケアで体質を健やかに整え、まずは”冷えない体づくり”を目指しましょう。
今回はタイプ別「冷えのぼせ」におすすめの食材をご案内します。
🌸寒さによる「瘀血(血行不良)タイプ」
・ 暖房で冷えのぼせの症状が強くなる、手足の強い冷え、しびれ、痛みの症状(頭痛・関節痛・生理痛など)、
・ 顔色が蒼白または暗い、皮膚のシミ、くすみ、舌の色が暗い、舌に瘀点がある、舌苔が白いなど。
・ 体を温め、血行を良くする~温性・血に作用する黒の食材を!~
/・/・ 紅花、よもぎ、らっきょう、玉ねぎ、黒きくらげ、ウコン、いわし、さんま、納豆、紅茶など
🌸ストレスが多い「気滞タイプ」
・ ストレスで冷えのぼせの症状が強くなる、頭痛、肩こり、イライラ、怒りっぽい、
・ 緊張しやすい、のどの閉塞感、口の渇き、舌の両脇が赤い、舌苔が薄く黄色いなど。
・ 気の巡りを整え、肝の熱を取る~涼性・香りの良いものを!~
・ ミント、ジャスミン、菊花、陳皮(みかんの皮)、ウコン、黒きくらげ、春菊、三つ葉、
・ 竹の子、そばなど。
🌸気血不足の「胃腸虚弱タイプ」
・ 疲労で冷えのぼせの症状が強くなる、疲労感、顔色が白い、めまい、食欲不振、
・ お腹の張り、軟便、下痢、舌の色が淡い、舌苔が白い、汗がダラダラ出るなど。
・ 脾胃を養い、気血を充実させる~温性・甘味の食材を!~
・ ・ 米、豆腐、しょうが、ねぎ、シナモン、山椒の実、なつめ、クコの実、きのこ類、
・ ほうれん草、にんじん、いんげん豆、かぼちゃ、鶏肉、鮭、卵、黒糖など。
🌸高齢者に多い「腎の虚弱タイプ」
・ 冷えのぼせ(特に手足の冷えが強い)、入浴後もすぐ冷える、めまい、耳鳴り、難聴、
・ ドライアイ、物忘れ、腰痛、腰がだるい、夜間頻尿、むくみ、舌の色が淡い、舌苔が白いなど。
・ 腎の働きを整え、陽気を養う~温性・腎に作用する黒の食材を!~
・ くるみ、黒ごま、松の実、山芋、にら、ニッキ、なまこ、えび、スッポン、羊肉など
<暮らしの養生>
☀毎日の入浴で身体を温める。半身浴、足浴などもおすすめです。
☀体を積極的に動かして陽気を巡らせ、血行促進を!
☀冬の寒さ対策、夏の冷房対策で身体を冷えから守りましょう。
☀季節を問わず、飲食は”温かいもの”を心がけて!
☀睡眠を充分に取り、体温を調節する自律神経を整えることも大切です。
☀趣味やおしゃべりなどを楽しんで、ストレスを溜めない工夫を!
あなたに合った漢方薬はご来店いただければ、症状・体質をお聞きしてお選びさせていただきます。
2/7(金)、3/5(木)に為になるミニ講演会もあります。
ご興味のある方は、ぜひご参加下さい。詳しくは下記をご覧ください。
~2月・3月のミニ講演会のご案内~
2/7(金)「健康長寿に不可欠な腎精を減らさない生き方」をテーマにした
張立也先生のミニ講演会も2020年2/7(金)にかめや薬局で開催されます。
参加費無料ですので是非お誘い合わせの上お越し下さい。
詳しくは、「第161回漢方健康ミニ講演会のご案内」をご覧ください。
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3/5(木)「鼻・口・のどのトラブル」をテーマにした
仝選甫先生のミニ講演会も2020年3/5(木)にかめや薬局で開催されます。
参加費無料ですので是非お誘い合わせの上お越し下さい。
詳しくは、「第162回漢方健康ミニ講演会のご案内」をご覧ください。